「スポーツがある人生の楽しさ」を






 エ ー ル イ ン タ ビ ュ ー : 新日鐵住金 東北支店 支店長 / 友情ネットプロジェクト 実行委員長

 エールが事務局やコーディネートを勤める「友情ネットプロジェクト」という東北復興支援スポーツ団体の
 実行委員長・宮崎哲夫さんにお話をお聞きしました。
 「友情ネットプロジェクト」は東北を拠点とする企業様の出資により運営されていますが、
 その中心として活動されているのが、新日鐵住金株式会社東北支店です。
 宮崎さんは新日鐵住金東北支店の支店長という激務の傍ら、
 福島の子供達の一人でも多くに、スポーツを通じて記憶に残るような明るい体験をして貰いたいとの思いから、
 プロジェクトを精力的に推進され、福島の各地の中学校、行政等の現場に足を運ばれました。
 インタビューでは、「友情ネットプロジェクト」に懸ける想いから、エールという小さな会社への声援まで、
 熱く明るく語って下さいました。
インタビューアー:株式会社エール 元全日本女子バレー代表 内藤香菜子 

東日本大震災後、東北での事業者として子供達のために何かできないかと考えていた

内藤 宮崎さんには、エールがお手伝いさせて頂いている「友情ネットプロジェクト」の 実行委員長として、2013年の立ち上げ時から様々な取り組みをご一緒させて頂いています。
「友情ネットプロジェクト」の立ち上げの頃のお話からお聞かせ頂けますか。
 
宮崎 そうですね。当時は東日本大震災から一年以上が経過していましたが、福島第一原発事故などに伴い、東北ではスポーツに取り組むための環境が改善されないままでした。
特に福島県では、全県において運動環境が悪化している状況でした。
その結果、子供たちの運動能力が、短期日のうちに著しく落ち始めていると県や教育関係者の皆さんからお伺いしていたんです。
東北で事業を展開させて頂いている者として、そうした状況の中でどのようなことができるのか、 何か出来るのではないかと考えていました。
経営資源、人的な資源を活用して、東北の子供たち、そして福島の子供たちの為になにかできないかと。
 
内藤 被災地の運動環境の悪化がもたらす子供達への影響に、企業レベルで何かサポートできないかと、そもそもお考えだったんですね。
 
宮崎 ええ。そんな時、エールの皆さんにお会いし、関係するバレーボールで活躍された方々が、自分達の経験や技能を活かして、支援ができないかと考えていらっしゃるのを聞きました。
ならば我々の会社がスポンサーとして関わる堺ブレイザーズの皆さんや当社グループのバレーボール関係の出身者の皆さんにも働きかけ、バレーボールで、東北、福島の子供たちを支援する活動を始めてみようと考えたのです。
 


内藤 アスリートとして被災地の子供達のもとへ行ける事は、私達にとっても大変に嬉しいことでした。
 
宮崎 当初は、福島の中学校へバレーボール関係者の皆さんに巡回指導を行ってもらうことを主体に考えていました。
福島各地のバレー部への巡回指導は、実際にこのプロジェクトのメインの活動なのですが、それにとどまらず、福島と関東の中学校の交流を盛り込んではどうかと、エールの吉野社長からご提案を頂きました。

吉野社長の「関東の子供たちを含めた多くの子供たちの友情の輪を広げることこそが、未来の福島を、未来の東北を、そして未来の日本を背負う子供たちにしてあげられることではないか」と、とても熱くて強い思いに動かされました。
そして実際に、福島や宮城県名取市、関東などの大勢の子供たちの輪がイベントの開催によって広がり、イベントを契機として色々な形での友情の輪を広げることができました。吉野社長の粘り強くも熱い思いの成果だと思います。


被災地の子供達への取組みが、大人達への力にもなった。
正直、想定外のことだった。
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